産後、何が、なぜ大変になるのか?②産後うつ
産後うつの体験記シリーズの2つ目。 =========== 生まれたての息子は、体重約3400g、身長50cmと両掌に置けるほど小さく、手足はか細く、やわらかくてふにゃふにゃしたように感じられた。 腕に抱く息子の命は、ふっと息が吹きかかるだけでも消えてしまいそうな儚い蝋燭の...
kumada rie
2017年10月27日
産後、何が、なぜ大変になるのか?①初めての命
※ロハス・メディカルブログより転載 子どものいる母親と話すと、よく「産後が大変だった」という話になる。 最初から大変になると分かっていて対策を立てていたり、用心していたということはなかったと。 「こんなことになるとは思わなかった、教えてほしかった」と話し合う。...
kumada rie
2017年10月24日


書籍「地域包括ケアの課題と未来‐看取り方と看取られ方」出版のお知らせ
今日は私、代表熊田の個人的なお知らせです。私が2014年から1年間勤めた亀田総合病院(千葉県鴨川市)地域医療学講座が千葉県より助成を受けて出版した書籍「地域包括ケアの課題と未来‐看取り方と看取られ方」(ロハスメディア社)が発売されました。...
kumada rie
2015年9月6日


第9回メディ・カフェ@関西 「看取った家族が後悔すること~終活を自己満足で終わらせない為に(仮)」6/7@大阪
医療について気軽に語り合う場を提供している市民団体「メディ・カフェ@関西」とのコラボイベントを6月7日(日)午後1時から、大阪市内で開きます。テーマは「看取った家族が後悔すること~終活を自己満足で終わらせない為に(仮)」。月刊文藝春秋5月号に書いた記事の話も織り交ぜながら、...
kumada rie
2015年5月15日


文藝春秋5月号に終末期医療の記事掲載
現在発売中の月刊「文藝春秋」5月号医療特集に「看取った家族が後悔すること」という記事を書いています。ぜひ、お手に取って頂けたら嬉しいです! 今回の記事を書くきっかけになったのは、取材で出会ったご家族の言葉でした。認知症によりコミュニケーション不通となった義母を病院で看取...
kumada rie
2015年4月13日


梅ちゃん先生のティールーム第2回~井上清成・弁護士⑤「解決」までが医療
梅村:先生とお話ししていて気付いたのですが、先生はもちろん裁判などで医師を守る場面もあるとは思うのですが、結構斜めから見てはるんですよ。例えば医療事故調の議論の中で「自分たちで解決していくプロセスも含めて医療なんだ」ということをおっしゃってますよね。そのプロセスをつくって医...
kumada rie
2014年12月12日


文藝春秋オピニオン「2015年の論点100」に記事掲載
現在発売中の文藝春秋オピニオン「2015年の論点100」に拙記事「年間47万人へ―看取りなき『その他死』が激増」が掲載されています。 ぜひ書店などでお求めいただけると嬉しく思います。 今回の論旨は、日本の高齢化に伴う死亡者数増加により、死ぬ「場所」がなくなってしま...
kumada rie
2014年11月17日


梅ちゃん先生のティールーム第2回~井上清成・弁護士④“萎縮医療”で損するのは国民
梅村:僕が市中病院で働いていた時に、医療ミスを起こして、訴えられた医師がいるんです。この話には、医師として割り切れない思いが残っています。彼は外来に来た患者さんに一定の処置をして返したのですが、その方が帰宅途中に亡くなってしまったんです。全く別の原因で亡くなったのですが、僕...
kumada rie
2014年11月5日


梅ちゃん先生のティールーム第2回~井上清成・弁護士③“教育崩壊”と“医療崩壊”の構造は同じ
梅村聡氏 梅村:弁護士になられて、最初は勤めておられたんですよね。 井上:最初は事務所に所属して、3年ぐらいで出ました。それから九段下で事務所を持って、その後こっちに。 梅村:やっぱり自立心が旺盛やったわけですね。医療の分野を本格的にやり出したのは、弁護士になって何...
kumada rie
2014年10月28日


梅ちゃん先生のティールーム第2回~井上清成・弁護士②子ども心に見た警察組織の裏側
梅村:権力側の動きが分かってきたわけですよね。 井上清成弁護士 井上:そうそう。例えば刑事告訴ってあるじゃないですか。告訴は「受付係」なんていうのがあるんですよ。「聴訴」なんて言葉書くんですが、「告訴の受付係の仕事は告訴を受け付けないことである」という考え方です。つまり、「...
kumada rie
2014年9月18日


梅ちゃん先生のティールーム第2回~井上清成・弁護士①警視庁管内で公安担当だった父の影響で弁護士に
梅村:井上先生、こんにちは。先生とはいろんなところでしょっちゅうお会いさせて頂いているんですけども、今日はよろしくお願いいたします。 井上:こちらこそ、よろしくお願いします。 右から梅村聡氏、井上清成氏、熊田 梅村:この対談の2回目を先生にお願いしたのは、もともと僕が医療...
kumada rie
2014年9月15日


9/21東京・港区「食べることは生きること」NPO法人ハート・リング運動シンポ開催
認知症を普及啓発するNPO法人ハート・リング運動が9月21日、「食べることは生きること~認知症と共にポジティブに生きるための口腔ケア・口腔リハビリテーション」をテーマにした公開シンポジウムを東京都港区内で開きます。参加費無料。私も最初と最後に少しだけ出ます。お時間のある方、...
kumada rie
2014年8月28日
「乳幼児の摂食障害を知ってほしい」(下)「訓練」よりも「楽しむ」ことが大事~田角勝昭和大小児科教授
――先日、摂食・嚥下障害を持つお子さんのお母さんが医師や保健師、学校教諭にも理解されなくて大変苦しんでいるという話を聞きました。子どもの摂食・嚥下障害はなぜ小児科医の間でも認識されていないのでしょうか? この分野は、小児医療の中でもあまり知られず、積極的に扱われないまま埋...
kumada rie
2014年8月27日


「乳幼児の摂食障害を知ってほしい」 (中)「食べる意欲」を育てる~田角勝昭和大小児科教授
――意欲がなければ、自分で食べるようにはならないんですね。 「食べる意欲が育つ」ことがとても大事です。本来は特別な配慮をしなくても育ちます。しかしながら、このような子どもの多くは、離乳食期にうまくいかなかった場合が多いです。離乳に未経験で一生懸命なお母さんは育児について丁...
kumada rie
2014年8月27日


「乳幼児の摂食障害を知ってほしい」(上)食べることを拒否する子どもとは?~田角勝昭和大小児科教授
「胃ろう」がクローズアップされたことで高齢者の摂食・嚥下の問題はよく取り上げられるようになったが、乳幼児の摂食障害は見落とされがちだ。数が少ないために医療者の間でも認識は広がっておらず、食べることを拒否する子どもを育てる親の苦労は壮絶だ。育ち盛りの子どもがなぜ食べることを拒...
kumada rie
2014年8月27日


食べることを拒否する娘、「理解者なく心中すら考えた」――摂食嚥下障害の子どもを持つ親の思い(下)
■スナック菓子をかじった 転機は突然訪れた。娘は療護園に入院してからも変わらずシリンジで栄養剤を摂っていたが、看護師が交代で栄養を与えるためか、ストレスや嘔吐が少し減ったようだった。 ある日、娘が保育の時間に友達に誘われてスナック菓子を一緒にかじったという知らせを受け...
kumada rie
2014年8月26日


食べることを拒否する娘、「理解者なく心中すら考えた」――摂食嚥下障害の子どもを持つ親の思い(上)
子どもの摂食・嚥下障害をご存知だろうか。子どもが病気や障害、精神的な問題のために口から食べたり飲んだりすることをできないか、拒否する状態をいう。高齢者については「胃ろう」がクローズアップされたことでよく取り上げられるようになったが、新生児や乳幼児は原因や状況が異なる上、小児...
kumada rie
2014年8月26日


食べることを拒否する娘、「理解者なく心中すら考えた」――摂食嚥下障害の子どもを持つ親の思い(中)
■育てるために親子関係を捨てた 退院から2か月後、娘はいつも吐こうとしている様子だった。娘の睡眠時、迫田さんが娘の口にミルクを入れると飲むことが分かったのでそうしてみたが、起きると吐く。目を覚ますと口を開かなくなり、泣きわめく。ついに哺乳瓶からは全く飲まなくなった。「苛立...
kumada rie
2014年8月26日


梅ちゃん先生のティールーム第1回~宋美玄・産婦人科医⑥政治家復帰のための準備期間
宋:梅村君はこれからどうするん? 政治家に戻るんやろ? 梅村:そのつもりで今は色々あちこちで勉強させてもらってるよ。ちょっと話は変わるけど、医者で政治家になりたいという人は結構多いんです。僕のところにも色々相談に来られるんですけど、彼らの多くは、今の職場でうまくいかないと...
kumada rie
2014年7月29日


「子どもの虐待、ためらわず警察と児相に通報を」~埼玉・久喜市で医療、消防、行政連携の自主勉強会
「虐待だと思ったら、重症度に関わらずためらわないで警察と児相(児童相談所)に通告しましょう」――。済生会栗橋病院(埼玉・久喜市)で7月2日に開かれた医療者と消防機関、行政の勉強会で金子裕貴医師が訴えた。子どもの虐待は年々増加しており、虐待の疑いのある子どもの救急搬送に関わる...
kumada rie
2014年7月17日